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しいたけに合うワインは?原木しいたけにはカベルネ・フランとメルロー

原木しいたけに合わせるなら、渋みが穏やかで、土を思わせる香りのある赤ワインが選びやすい、というのが中伊豆BASEの考えです。塩焼きやバター醤油のようにしいたけが主役の料理にはカベルネ・フラン、肉詰めやすき焼きのように肉やたれが入る料理にはメルロー。この2つの品種を覚えておけば、まず迷いません。

原木しいたけ(クヌギやコナラの丸太で育てたしいたけ)がどんなものかは、原木しいたけとはにまとめています。この記事では、料理ごとの合わせ方と、Amazonで買える6本を紹介します。

※この記事には広告(Amazonアソシエイトのリンク)を含みます。 ※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

ひつじのはねさんで塩焼きにする原木しいたけの串。肉厚の傘に十字の切り込み 写真:ひつじのはねさん 塩焼きにする原木しいたけ(焼く前)

結論:料理で2つの品種を使い分ける

カベルネ・フランメルロー
香りラズベリー、スミレ。土や、ししとうのような青い香りが出ることもチェリー、プラム、イチジク。土やチョコレートのような香りも
渋みきめが細かく、軽やかやわらかく、まろやか
合う料理塩焼き、バター醤油焼き、ホイル焼き肉詰め、すき焼き、クリーム煮
ひとことでしいたけの香りを主役にしたいとき肉やたれのコクと合わせたいとき

香りと渋みの説明は、ボルドーワイン委員会とサントリーの品種解説によります(出典は記事の最後)。

原木しいたけの料理と、合う赤ワインの品種・おすすめの1本を並べた早見表 図:中伊豆BASE作成(出典:ボルドーワイン委員会、サントリーの品種解説。料理との組み合わせは中伊豆BASEのおすすめ)

なぜ「渋みが穏やかで、土の香り」なのか

理由は2つです。

  1. 香りの方向がそろう。 焼いた原木しいたけは、香ばしさと、森や土を思わせる香りがはっきりしています。サントリーの品種解説では、カベルネ・フランにもメルローにも「土」の香りが挙げられています。似た香りどうしなら、ぶつかりにくいと考えています
  2. しいたけの香りを隠しにくい。 塩だけの焼きしいたけは、味つけがとても軽い料理です。渋みや樽(木の樽で熟成させたときにつく香り)の強い赤だと、ワインの印象が前に出て、しいたけの香りが分かりにくくなりやすいと考えています

これは「科学的にこうなる」という話ではありません。料理の味の強さとワインの重さをそろえる、という考え方からの中伊豆BASEのおすすめです。好みで自由に変えてください。

カベルネ・フラン:塩焼き・バター醤油に

カベルネ・フランは、フランスのロワール地方(シノンなどの産地)やボルドー地方で育てられている品種です。

  • ボルドーワイン委員会は、香りをラズベリーとスミレ、口当たりを「みずみずしさと上品さ、なめらかでよく整った渋み」と説明しています
  • サントリーの解説では、カベルネ・ソーヴィニヨンに似ているものの、より軽やかで、強さより上品さを感じる味わいになることが多い品種です。寒い年のワインには、ピーマンやししとうのような香りが出ることもあります

軽やかで、少し青い香りがある。この性格が、しいたけの香りを主役にした料理に合います。

合う料理

  • 塩焼き:焼き方は原木しいたけの焼き方のとおり、塩だけで、裏返さずに。いちばんしいたけらしい香りが出る食べ方です
  • バター醤油焼き:焦がした醤油の香ばしさが、ワインの土っぽい香りとなじみます
  • ホイル焼き:バターを少しのせて包み焼きに。蒸された香りが立ちます

おすすめの3本

  • メゾン・オードベール・エ・フィス シノン:ロワールのシノンの赤。まず1本試すならこれ
  • シャルマン・カベルネフラン:江井ヶ嶋酒造の山梨ワイナリー(北杜市白州町)のワイン。Amazonの表示はミディアムボディ。和食の献立にも置きやすい国産の1本です
  • シャルル・ジョゲ シノン シレーヌ:販売店の説明では、カベルネ・フラン100%を木の樽を使わずステンレスタンクで熟成。樽の香りがつかないぶん、塩焼きの香りを邪魔しにくい1本です

メルロー:肉詰め・すき焼き・クリーム煮に

メルローは、フランスのボルドー地方が原産の品種です。

  • ボルドーワイン委員会は、香りをチェリー、プラム、イチジク、スミレ、熟成するとチョコレートやコーヒー。口当たりを「しなやかで丸く、ビロードのよう」と説明しています
  • サントリーの解説では、酸味は低めで、渋みはやわらか。カベルネ系の品種の中では青い香りがいちばん少なく、果実味が中心です

果実味がふくらんでいて、渋みが丸い。この性格が、肉の脂や、甘辛いたれ、乳製品のコクが入る料理を受け止めます。ボルドーの生産者ドゥルトも、メルロー主体の自社のサンテミリオン「La Grande Cuvée」に合う料理として、鶏肉の煮込みや仔羊と並べて「ボルドー風のきのこ料理」を挙げています(下で紹介するAmazonの1本はラベルの表記が「Grands Terroirs」で、同じ銘柄かは確かめられていません)。

合う料理

  • 肉詰め:かさの裏にひき肉を詰めて焼く料理。肉のうまみとしいたけの香りを、丸い果実味がまとめます。軸は刻んで肉だねに混ぜると無駄がありません(しいたけの軸の食べ方)
  • すき焼き:甘辛いたれと牛の脂には、果実味のしっかりしたメルローが合います
  • クリーム煮:生クリームや牛乳のまろやかさに、渋みのやわらかい赤がなじみます

おすすめの3本

  • アルプス ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー:長野県塩尻市のメルローを、フランス産のオーク樽で熟成。Amazonの表示はフルボディ。すき焼きなど味の濃い料理向きです
  • ドゥルト サンテミリオン:ボルドーの右岸、サンテミリオンの赤。メルロー主体(商品ページの記載)で、Amazonの表示はフルボディ。肉詰めやきのこのソテーに
  • オイスターベイ ホークスベイ メルロー:ニュージーランドのメルロー(メルロー89%・マルベック11%、商品ページの記載)。Amazonの表示はミディアムボディで、クリーム煮や平日の夕食に合わせやすい1本です

紹介した6本は、2026年10月24日時点のAmazonで、どれも1本2,000〜4,000円台でした。価格と在庫は変わるので、商品ページで確かめてください。

料理別の早見表

料理味の決め手合う品種6本の中から選ぶなら
塩焼きしいたけの香りカベルネ・フラン(樽なし・軽め)シャルル・ジョゲ シノン シレーヌ
バター醤油焼き焦がし醤油とバターカベルネ・フランオードベール シノン
ホイル焼き蒸された香りカベルネ・フランシャルマン・カベルネフラン
肉詰めひき肉のうまみと脂メルロードゥルト サンテミリオン
すき焼き甘辛いたれと牛の脂メルロー(フルボディでも)塩尻メルロー
クリーム煮乳のコクメルロー(ミディアム)オイスターベイ メルロー

迷ったら、しいたけが主役ならフラン、肉やたれが主役ならメルローです。

選び方のコツ

料理が軽いほど、ワインも軽く

塩焼きのように味つけが軽い料理には、ラベルや商品ページに「ミディアムボディ」「ライトボディ」とあるものを。「フルボディ」の赤は、すき焼きや肉詰めのような味の濃い料理に回すと、どちらの良さも残ります。

樽の香りが強いものは、濃い料理に回す

木の樽で熟成させた赤には、樽からの香りがつきます。商品ページに「樽熟成」「オーク樽」とあるものは、中伊豆BASEでは、たれやクリームのある料理に合わせるのをおすすめしています。塩焼きのような軽い料理には、樽を使わない「ステンレスタンク熟成」のものが選びやすいです。

温度は商品の説明を目安に

軽めの赤は、室温より少し低めで出すことがあります。たとえば販売店の説明では、シャルル・ジョゲのシレーヌは14〜16℃が目安です。ほかの銘柄も、ラベルや商品ページの温度を見てください。

しいたけは焼きたてを合わせる

ワインを開けるなら、しいたけは焼きたてを合わせるのがおすすめです。焼き網やグリルの時間の目安は原木しいたけの焼き方にあります。

お酒は、料理を楽しめる量で。飲んだら運転はしないでください。


※この記事にはAmazonアソシエイトのリンクを含みます。Amazonのアソシエイトとして、中伊豆BASEは適格販売により収入を得ています。 ※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

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