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しいたけの石づきの取り方|どこまで切る?見分け方と料理別の切り方

しいたけの石づきは、軸の先の、色が濃くて固い部分だけを切り落とせば十分です。軸ごと大きく切り捨てる必要はありません。

しいたけを横から見た図。上から傘(裏にひだ)・軸・石づき。軸の先の色が濃く固い部分(石づき)との境目で切る 図:中伊豆BASE作成(イラスト)

石づきは、しいたけが原木や培地(菌を育てる土台)にくっついていた根元の部分です。この記事では、どこで切るかの見つけ方と、3通りの取り方、料理ごとの切り方をまとめます。軸の食べ方はしいたけの軸は食べられる?で紹介しています。

結論:切るのは「軸の先の固いところ」だけ

しいたけは、上から順に3つに分かれます。

部分見た目・さわった感じ扱い
傘茶色い頭の部分。裏はひだ(ひらひらした部分)食べる
軸傘の下の柱。白っぽく、押すと少し弾力がある食べる
石づき軸のいちばん下。色が濃く、固くて乾いている切り落とす

石づきは固く、木くずや汚れがついていることもあるので、食べずに落とします。汚れていても拭く必要はなく、石づきごと切ってしまえば済みます。

境目の見つけ方:迷ったら「薄く切って断面を見る」

石づきと軸の境目は、しいたけによって長さが違います。決まった長さで切るより、次の順で確かめるほうが失敗しません。

  1. 指でつまむ。 軸を根元から上へつまんでいくと、固さが変わるところがある
  2. 色を見る。 黒っぽい・茶色いところから、白っぽいところへ変わる位置が目安
  3. 薄く1枚だけ切る。 断面が白くてみずみずしければ、そこから上は軸。茶色く乾いていれば、もう1枚切る

一度に深く切らず、薄く切って断面を見るのがコツです。食べられる軸を捨てずに済みます。

境目の見つけ方の3つの手順。1 指でつまんで固さが変わるところを探す、2 色が黒っぽい・茶色いところから白っぽいところへ変わる位置を見る、3 薄く1枚切って、断面が白ければ軸、茶色ければもう1枚切る 図:中伊豆BASE作成(イラスト)

原木しいたけと菌床しいたけで、根元の様子が少し違う

林野庁によると、原木栽培は「原木に穴をあけて種駒を埋め込み」育て、菌床栽培は「おが屑にふすま、ぬか類、水等を混合しブロック状や円筒状に固めた培地」で育てます。

このように育つ土台が違うため、石づきについているものも違うことがあります。

原木しいたけ菌床しいたけ
育つ土台ほだ木(しいたけの菌を植えた丸太)オガクズなどを固めた培地
石づきについていることがあるもの木の皮のかけら培地のかけら
取り方どちらも同じ。固い部分を薄く切り落とす同左

静岡県の富士伊豆農業協同組合 生椎茸出荷組合の出荷規格には、「イシヅキについている木のかすは除く」とあり、形がゆがんだものの等級(徳A)では「イシヅキは極力きらない」とも書かれています(規格の中身はJA出荷の規格で紹介しています)。

お店に並ぶしいたけは、石づきがついたままのことが多いので、台所で落とします。

石づきの取り方は3通り

取り方向いているときやり方
包丁で切り落とす軸も料理に使うときまな板に寝かせ、固い先端だけを切る
手でひねって外す傘を丸ごと使うとき(焼く・肉詰め)傘を片手で持ち、軸の付け根をつまんでひねる。外れた軸から石づきを切る
キッチンばさみで切るまな板を出したくないとき皿の上で先端だけ切り、そのまま鍋やフライパンへ入れる

包丁で切る

いちばん確実です。しいたけを横に寝かせ、上の「境目の見つけ方」で決めた位置に刃を入れます。何本もあるときは、根元をそろえて並べると一度に切れます。

手でひねって外す

傘の形をきれいに残したいときに向いています。軸の付け根を指でつまみ、ねじるように回すと傘から外れます。外した軸は、先端の石づきだけを切って、ほかの料理に回します。

キッチンばさみで切る

味噌汁や炒め物で、そのまま鍋に入れたいときに便利です。切った先端が鍋に落ちないよう、皿の上で切ってから入れてください。

料理別:石づきを取ったあとの切り方

石づきを取ったら、作る料理に合わせて傘を切ります。

料理軸の扱い傘の切り方
焼きしいたけ手でひねって外し、石づきを切る。軸は横で一緒に焼く切らずに丸ごと
肉詰め付け根から外す。軸はみじん切りにして肉だねへ丸ごと。ひだ側のくぼみに肉だねを詰める
ステーキ軸を切り、固い部分を除いて輪切り傘に格子状の切れ目を入れる
炒め物・パスタ外して縦に薄切り薄切り。厚さをそろえると火の通りがそろう
鍋・煮物外して縦に裂くそぎ切り(包丁を寝かせて斜めに切る)か、丸ごとに飾りの切れ目
味噌汁・スープ輪切り薄切り

ステーキの手順は、新潟県が紹介している「しいたけのステーキ」の「軸を切り、固い部分は除く。傘には格子状の切れ目を入れ、軸は輪切りにする」に沿っています。

肉厚なしいたけほど、切れ目やそぎ切りで断面を広くすると、火が通りやすく、味もからみやすくなります。原木しいたけは肉厚なものが多いので、厚みを見て切り方を選んでください。焼き方は原木しいたけの焼き方にまとめています。

軸の切り方ごとの食感(裂く・輪切り・みじん切り)は、しいたけの軸は食べられる?をご覧ください。

冷蔵・冷凍・干ししいたけのとき

場面石づきを取るタイミング
冷蔵で数日のうちに使う丸ごとのまま保存し、使う直前に取る
冷凍する先に石づきを落とし、傘と軸に分けて切ってから袋へ
干ししいたけ戻してから取る。乾いたままだと固くて切りにくい

JAグループは、すぐに使い切れない場合は「カサと軸を切り離し、使いやすい大きさに切って冷凍を」としています。冷蔵の包み方と日持ちは生しいたけの保存方法と日持ち、冷凍の手順はしいたけは冷凍できる?で紹介しています。

干ししいたけは、戻してやわらかくなってから、固い先端だけを切ります。戻し方は干ししいたけの戻し方をご覧ください。

下ごしらえの順番

最後に、料理の前の流れをまとめます。

  1. 傘を裏返し、ひだにごみがないか見る。汚れは払うか、湿らせたキッチンペーパーで拭く(洗い方は生しいたけは洗う?洗わない?)
  2. 軸の根元をつまんで、固さと色が変わる境目を探す
  3. 境目で薄く切り、断面が白くなるまで確かめる
  4. 傘を丸ごと使うなら、軸をひねって外す
  5. 料理に合わせて傘と軸を切る

原木しいたけと菌床しいたけの育ち方の違いは、原木しいたけとはで紹介しています。

中伊豆BASEは、研修先や周辺の原木しいたけ林家さんの販売をお手伝いしています。


出典:

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